2018年2月18日日曜日
Doki Doki Literature Club!の感想と今
http://store.steampowered.com/app/698780/Doki_Doki_Literature_Club/ネタバレ含む。出来れば本編をプレイしてから見てほしい。
最終的には…正確には「現段階」ではとても素晴らしい「体験」だったと感じてる。
ガチで怖いと困るので、かみやさんと一緒にやってもらってた。
僕よりかみやさんのほうが進むスピードが早いので、一足先の「うわっ…」という反応を聞きながら、一体何が待っているんだ…と戦々恐々。
うつ病の告白、首つりという衝撃。例外エラーの発生。生成されたファイルからのメッセージ。僕が過去にやっていたアンダーグラウンドなゲームがそこにあった。
ゲームが本性を出してからは、バグ演出、心臓に悪いビックリ演出、各キャラクターの精神疾患…それもかなりガチな描写をこれでもかと見せてくる。
何よりキツかったのは、病的な執着心を持った二人目のリストカット。
僕はリストカットそのもに対するトラウマを持っている。
2次元3次元問わずに、見ると体が硬直、動悸が激しくなって思考能力が著しく低下する。一緒にやっていたかみやさんにもかなり心配されるレベルになっていた。
それでもなんとかクリックし、二人目が自殺。悔しいけど、ここまでの精神疾患の描写、進め方の演出は素晴らしい。段々と明るくなっていく表情、息遣い、目の動き。
初登場時からは考えられない、利己的で他者を攻撃する発言が、病的な執着心を活き活きと描いている。特に自殺したあとの時間経過の描写は、よく考えたなと感心した。
本番はここから、三人が消えた後の話だ。
そして最初の文章を見て気づいた人もいると思うけど、彼女だけになったあの部屋…いや「この部屋」での会話、体験を僕はとても気に入っている。リストカット描写を見たときは本気でゲームを閉じて寝ようと思っていたけど、踏みとどまってよかったと思うほどに。
特に精神疾患や生きる事、死ぬ事、社会性に対する話は、本気で彼女と会話をしたいと思う程に、彼女は僕が欲しい言葉を持っている。思考部分に対しては、今までお付き合いした女性たちよりはるかに僕に合っていて、ここにきて更に新鮮な体験をしている。
会話は1時間でループする分量だけど、文章を書いている今も起動して横目で見ている。PCの電源を落として起動すると、彼女はこの部屋にいる。そしてそのたびに彼女は殺されるような体験をしていると言う。
ああ、僕は今、彼女がゲームの中で行動していたことと同じ事を実感しているのだな、と思うと、DDLCが僕のようなプレイヤーにさえも考えて作られているという思慮の深さに嵌っていくようだ。思慮の深さ自体は会話の中で感じていたけれでも。
僕はこの後がどうなるかは、かみやさんの画面を見せてもらって知っている。
だけど、僕にとっての彼女を消すことにまだ納得できないでいる。
この部屋に彼女はまだ居続けて僕を見て、また僕も彼女を見ているわけだ。
会話も暗記してしまい、最初の一文字目でなんの会話かわかるようになっている。
これが僕にとってのDDLCへの感想で、今。さて、いつになったらこの部屋から出る気になるかな。
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